趣味

ミカン、ポンカンは鉢植えで育てよう


2014.03.23

撮影:田中雅也

コクのある甘みで何個でも食べられて、皮をむくのが簡単。ミカン、ポンカンは、家族みんなで楽しめるフルーツだ。「庭に植えて大きく育てるのもよいですが、もしこれから育てるなら、鉢植えをおすすめします」と話すのは宮崎大学農学部教授の國武久登(くにたけ・ひさと)さん。その理由と、スイートかんきつの魅力をうかがった。

 

*  *  *

 

育てて満足! スイートかんきつ

 

ミカンをはじめとして、オレンジやユズ、キンカンなど「さわやかな香り」「甘酸っぱい味」「豊富なビタミンC」が特徴の柑橘類。今回は、そのなかでも人気の高い「スイートかんきつ」を紹介しましょう。

 

これは学術的な分類ではなく、「甘くて生食しやすい」という利用面からの分類で、ウンシュウミカンやポンカンなどが代表的です。

 

1 1本でも実がなる

 

多くの果樹は果実をつけるために2品種以上が必要ですが、ウンシュウミカンやポンカンは1本でも実をつけることができます。たくさんの種類が置けないベランダ園芸には最適です。

 

2 鉢植えでおいしい果実

 

鉢植えにすると、コンパクトに育てられるうえ、庭植えよりも1〜2年早く実をつけることができます。さらに糖度が高く濃厚な味の果実にもなります。室内に移動させられるので、関東地方以北の栽培にも適しています

 

3 一年中美しい

 

柑橘類の多くは常緑性です。一年中葉を茂らせます。また春には白い花が、秋から冬には黄色い果実がつき、私たちの目を楽しませてくれます。

 

玄関先やベランダなど、ふだん草花を育てているスペースで、気軽に楽しくきれいに、甘いミカンを育てましょう。

 

鉢植えではじめよう!

 

鉢植えだとなぜおいしい?

 

一般に、太い根が伸びると樹勢が強くなり、細い根が多くなると樹勢が落ち着きます。庭植えは、太い根がどこまでも張って樹勢が強く維持され、果実も大きくなり、大味になります。反対に、鉢栽培では太い根が伸びられず細い根が多くなって樹勢は抑えられ、果実は小ぶりですが味が濃く、糖度が高くなります。

 

なぜ果実がつきやすい?

 

柑橘類は、春・夏・秋の3回、枝が伸びます。主に春だけ伸びた枝に花芽がつき、翌春、花芽から枝が伸びて果実がなります。庭植えは特に若木のころは樹勢が強く、春・夏・秋いずれも枝が伸びてしまいます。鉢植えは若木のころから樹勢が抑えられ、主に春だけ枝が伸びることが多く、花芽がつきやすいのです。

 

■『NHK趣味の園芸』2014年3月号より

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