趣味

謝依旻六段が語る国際棋戦への意気込み


2013.12.07

謝依旻六段 撮影:藤田浩司

日本国内では「無敵の女流三冠」である謝依旻(しぇい・いみん)六段。しかし、こと国際棋戦となると思うように結果を残せておらず、この点の克服こそが、今後の謝における最大の課題であることは間違いない。

 

ただし、これまでは国籍と所属棋院が異なるという問題を抱えていたため、国際棋戦への出場機会が限られていた側面があった。今年からそのあたりの規制が緩められつつあるので、今後は「世界の舞台で戦う謝依旻」を目にすることが多くなることだろう。

 

『NHK囲碁講座』で好評連載中のシリーズ「敗れざる棋士たち」。今回は、謝依旻六段に国際棋戦への意気込みを聞いた。

 

*  *  *

 

今年の6月に、日本・中国・韓国・台湾の、女流3人でチームを組む国別団体戦が行われ、私は千瑛(現五段)ちゃんと奥田あやちゃん(現三段)とともに日本代表として出場しました。

 

チームとしては3位という結果でしたが、中国には2勝1敗で勝つことができた──これが非常に大きなことだったように思います。私個人としても、これまで1回も勝つことができなかった中国の李赫さんに勝てましたし、千瑛ちゃんは全勝(3連勝)というすばらしい成績でした。個人としてもチームとしても、これから世界の舞台で戦っていける手応えを得た大会だったと言っていいでしょう。

 

今の私は、日本国内の三冠を防衛し続けることはもちろんですが、もう一つ「国際棋戦で結果を出す」ことを最大目標としています。10代のころから出場していますが、まだ1回も決勝にいっていませんからね。

 

そのためには自分の実力を磨くしかありません。少し前までは布石が苦手で、前半で碁を悪くしてしまうことが多く、後半で力を出さないと勝てないことが多かったのですが、最近は少しだけバランスが取れるようになってきたように思います。

 

その反面、序盤でそこそこうまく打てていたのに「後半ユルんで負ける」ことが増えてくるなど、別の悩みが生まれてきました。

 

要は「全然弱い」ということで、自分の碁をどう改善していったらいいのか、今はまだまだその勉強中です。少しずつでも強くなって、いつか世界の舞台で結果を出す──これが今の私の夢なのです。

 

■『NHK囲碁講座』2013年11月号より

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