趣味

井山裕太九段、テレビ囲碁世界一! 日本、8年ぶりの優勝


2013.10.20

決勝では白を持ち、中押し勝ちで優勝した井山裕太九段。撮影:河井邦彦

「第25回テレビ囲碁アジア選手権」が、3年ぶりに日本で開催された。日・中・韓のテレビ棋戦優勝、準優勝者が年に一度集結し、テレビ囲碁ナンバーワンを決める事実上の世界戦である。

 

近年、日本は中国、韓国の躍進により苦戦を余儀なくされている。これを打破し「日本の囲碁復活」を期してナショナルチーム「GO・碁・ジャパン」が結成されて1か月余とあって、囲碁ファンの注目度は例年にも増して非常に高い大会となった。

 

日本勢が国際大会で8年ぶりに優勝した本大会。その模様をレポートする。

 

*  *  *

 

前夜祭で、結城聡九段は、「LG杯棋王戦での日本棋士の活躍に勇気づけられ、負けずに頑張りたい」。井山裕太九段は、「世界のトップ棋士が集まる大会に参加できて、光栄です。精いっぱい納得のいく戦いをしたい」と決意を述べた。

 

1回戦の第1局、結城は江維傑九段と初の対戦。

 

立ち上がり江が実利に走り、結城は勢力を築く。この厚みを生かした攻めが、徐々に江にプレッシャーをかけ、白ペースに。中盤には圧勝の勢いで、日本は幸先よいスタートを切った。

 

井山の初戦はイ・チャンホ九段。立ち上がりから難しい戦いに突入したが、落ち着いて難戦を制した。「欲は出さずに自分の碁を打てたのがよかった。イさんに初めて勝ててうれしい」と、準決勝に進んだ。

 

2日目の準決勝、結城は韓国のパク・ジョンファン九段との一戦。互角の戦いを演じたが、決め所でチャンスを逃がし敗退。第22回以来の決勝進出は成らなかった。一方の井山は王檄九段との激戦に力負けせず、中押し勝ちで勇躍決勝へ。「明日の決勝戦は、結果にこだわらず自分の力を出し切りたい」と、マイペースで臨んだ。

 

8年ぶりの日本優勝のプレッシャーが掛かる井山であるが、韓国KBS杯3連覇の若き実力者・パクとの一戦でも自分の力を存分に発揮。立ち上がりにヒヤリとさせる場面もあったが、中盤からは一歩も引かない力勝負の末に勝利。日本囲碁界に待望の優勝をもたらした。

 

「大会前のLG杯棋王戦で2回勝ってベスト8に入り、気持ちが少し楽になって本大会に臨めた。GO・碁・ジャパンの発足で日本の囲碁界にいい雰囲気が出てきたのもよい追い風になった。世界戦8年ぶりの優勝とのことですが、中国、韓国はレベルが高く層も厚い。これからも挑戦は続きます」と、優勝の喜びとともにこれからの戦いにも前向きな井山であった。

 

■  『NHK囲碁講座』2013年10月号より

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