健康

睡眠の悩みはさまざまあるが、原因は主に4つに分けられる


2013.03.02

「不眠症」という言葉があるため、睡眠の悩みというと、“夜、眠れないこと”をイメージする人は多い。しかし実際には、それ以外にも「ぐっすり眠れた感じがしない」「朝、起きられない」「日中、強い眠気があり、居眠りしてしまう」など、睡眠の悩みは非常にさまざまだ。このような睡眠の悩みを解決するには、その原因を探ることが大切になる。不眠の対処法や治療について、東京慈恵会医科大学講師の小曽根基裕(おぞね・もとひろ)さんが解説する。

 

*  *  *

 

◉心や体の問題

 

不安や悩み、緊張といった心の問題から睡眠の悩みが起こることがあります。また、「うつ病」も、不眠と密接に関係しています。体の問題としては、痛みやかゆみ、呼吸苦を生じる病気や、「睡眠時無呼吸症候群」「むずむず脚症候群」などが代表的です。

 

◉睡眠に対する誤解

 

“睡眠時間は8時間必要”と考えている人もいると思いますが、これは以前の日本人の平均睡眠時間に当たります。実際には、適正な睡眠時間には個人差があり、6時間で十分な人もいれば、8時間必要な人もいます。また、“年をとっても若いころと同じように眠れる”という誤解も多くみられます。誰でも、年をとると睡眠時間が短くなったり、途中で目が覚めたりするなど、睡眠リズムが変化していきます。

 

◉生活リズムの乱れ

 

現代は夜型の生活リズムになりやすく、睡眠と覚醒のリズムが乱れることで、日常生活に支障を来します。例えば、いつも夜遅くまで起きていると睡眠不足を生じやすく、起床困難になったり、日中に強い眠気を感じます。

 

◉飲酒や喫煙など

 

寝る前のアルコール摂取は寝つきをよくすると思っている人も多いようですが、眠りが浅くなるなどの悪影響があります。また、連日お酒を飲んでいると、同じ量では寝つけなくなり、徐々に飲酒量が増してしまいます。コーヒーや紅茶などに含まれるカフェイン、たばこに含まれるニコチンなども、寝る前にとると、不眠の原因になります。

 

■『NHK きょうの健康』2013年1月号より

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