健康

あきらめていた胃もたれ、胸やけ…その意外な原因が明らかに!?


2014.12.22

胃もたれや胸やけがあるのに、病院では「異常なし」、胃薬をのんでも効かない──そんな胃の不調をあきらめていた方に朗報です! 明らかになったその意外な原因を、専門医に聞きました。

三輪洋人(みわ・ひろと)
兵庫医科大学 主任教授
●1982年鹿児島大学医学部卒業。専門は消化器内科一般、上部消化管疾患
●兵庫医科大学病院消化管内科(兵庫県西宮市武庫川町1-1)

*  *  *

原因は胃そのものではなく〝脳からの指令〞の乱れだった!?

「胃がもたれる」「少し食べただけでおなかがいっぱいになってしまう」「胸やけがする」といった症状が現れる。でも炎症などの異常は見つからず、胃薬をのんでも症状が改善しない――このような胃の不調に悩んできた方がたくさんいらっしゃると思います。

いったいどうすれば治るのか?胃の調子が悪いのだから、「原因は胃の中にあるはず」と、私たち医師も初めはそう考えて原因を探してきました。寄生虫か細菌か、がんなどの病気があるのでは……ところが最近の研究で、胃の不調の意外な事実がわかってきたんです。

なんと、原因は胃そのものではなく、〝脳からの指令〞、つまり自律神経の乱れにあったんです。胃の動きは自律神経にコントロールされているので、その乱れは胃の動きの異常や知覚過敏を引き起こします。そしてそれが、具体的な胃のつらい症状につながっていたんです。

原因や仕組みがわかれば対処法も立てられる!

これまでは、胃に病変がないため、医師から「気のせいでは?」などと言われて、あきらめてきた方も多いと思います。でも、やはり胃の症状は実際に起こっていたんですね。このような自律神経の乱れが引き起こす胃や食道の不調は、現在は「機能性ディスペプシア」や「非びらん性胃食道逆流症」という病気として、はっきり認められるようになりました。

そして、原因や仕組みが明らかになったということは、それに対処する方法も考えられるわけです。自律神経の乱れは、ストレスや生活習慣が大いに関わっていますから、ここに胃の不調を解消する最大のヒントがあると思います。

胃の不調の原因は、自律神経の乱れだった! その仕組みや具体的な改善方法、そのほかの胃の病気の最新情報などについて、『「胃もたれ・胸やけ」は治せる(別冊NHKきょうの健康)』NHK出版刊・2014年12月18日発売 で、三輪先生がより詳しく、わかりやすく解説しています。

■『NHKきょうの健康』2015年01月号より

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