健康

軟膏とクリームって何が違うの?


2014.10.31

イラスト:松村讓兒

病院で処方される外用薬には、湿布薬に代表される貼り薬、軟膏(なんこう)やクリームなどの塗り薬があります。この2つはどう違うのかご存じですか? 杏林大学
教授の松村讓兒(まつむら・じょうじ)さんがわかりやすく解説します。

*  *  *

軟膏は以前「膏薬」と呼ばれていたものの一つで、時代劇や落語に出てくる「蝦蟇(がま)の膏(がまの油)」も軟膏に含まれます。膏薬とは動物のあぶら(膏)で薬を練り固めて作ったものをいい、これを紙や布片に塗って患部に貼るようにしたものが貼り薬の元祖です。

さて「軟膏とクリームって何が違うの?」と思ったことはないでしょうか?

軟膏は油に薬を混ぜたもの、クリームは水と油を乳化させて薬を混ぜたものをいいます。このため、軟膏は皮膚の保護作用が強い反面、油でベタベタしますが、クリームは柔らかく皮膚によくしみ込みます。薬を浸透させたい水虫薬にクリームが多いのはこのためです。

ところで、チューブ入りの軟膏やクリームは、一回にどのくらいの量を使えばよいのでしょうか?

両方の手のひらの広さに塗る場合、人さし指の先にのる量(約0.5g)が適量です。覚えておくと便利ですよ。

■『NHKきょうの健康』連載「もっと知りたい! からだの仕組み」2014年10月号より

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