健康

機能的な体になるためのポイント


2014.06.23

撮影:藤田浩司

関節や筋肉が本来の役割どおりに正しく動き、思いどおりに連動することで体には機能的な美しさが生まれます。整形外科医・スポーツドクターの中村格子(なかむら・かくこ)さんに、機能的な体になるためのポイントを教えていただきました。

*  *  *


人が体を動かせるのは、特定の筋肉だけでなく、さまざまな筋肉を連動させているからです。これが「運動連鎖」。例えば、物を取るときは、脳からの指令でおなかの筋肉が収縮して体幹を固定し、肩と腕を持ち上げます。しかし、ここでおなかの筋肉がしっかり使えていないと、肩に負担がかかり、腕に余計な力が入ってしまうのです。一部の筋肉が使えないために体が無理な動きをするようになると、関節の痛みにつながるだけでなく、見た目にもぎこちない印象を与えてしまいます。それを防ぐためには、体の各関節をきちんと動かし、筋肉をうまく連動できるようにすることが大切です。

当てはまるものがあったら要注意!

□ よくつまずいたり、足をぶつけたりする。
□ 靴のかかとが片側だけすり減る。
□ 長く歩いていると膝や腰が痛くなる。
□ 片脚を上げて靴下がはけない。
□ ベルトがいつの間にか左右にズレる。
□ 鏡で自分を見ると、肩の高さが違う。
□ 腱鞘(けんしょう)炎、肩関節周囲炎になりやすい。
□ 電車で揺れると転びそうになる。

機能的な体になるためのポイント

1 それぞれの関節を正しく動かせるようにする

体の各関節の可動範囲が狭くなる、あるいは動きが悪くなる原因として、柔軟性や筋力の低下が考えられますが、「固有受容覚」という感覚も大きく影響しています。この感覚が低下すると、関節を伸ばしているつもりでも少し曲がっているといったズレが生じてしまうのです。それにより姿勢が悪くなったり、転倒したりすることもあるので、自分のイメージどおりに体を動かせるようにしていきましょう。

2 体の各部位を連動して使えるようにする

関節を正しく動かし、各筋肉を意識できるようになったら、それをスムーズに連動させて使うことが大切です。それができるようになると、日常生活の動きにも無駄がなくなります。余計な筋力を使わなくなると、疲れにくくなるだけでなく、美しくアクティブに動けるようになります。その動きを日々繰り返すうち、つくべきところに筋肉がついてくれば、体も自然に引き締まってくるはずです。

6月-7月の「NHKまる得マガジン」では、機能的な体を手に入れるためのバーエクササイズを詳しくご紹介しています。

■『NHKまる得マガジン 1日3分で健康に 体を内から変える バーエクササイズ』より

このエントリーをはてなブックマークに追加

  • テキストビュー300×56

  • bnr-eigo2018_300x56

000067941802018_01_136

別冊NHKきょうの健康 シニアのひざの痛み

2018年01月18日発売

定価 1188円 (本体1100円)

000067941792017_01_136

別冊NHKきょうの健康 シニアの糖尿病

2017年11月21日発売

定価 1188円 (本体1100円)

000067941782017_01_136

別冊NHKきょうの健康 シニアの脊柱管狭窄症

2017年05月18日発売

定価 1188円 (本体1100円)