健康

血行促進、代謝アップのトウガラシを育ててみよう


2014.04.22

トウガラシは寒さに弱いので、気温が15℃以下になる日は室内に取り込みましょう。

トウガラシの原産地は熱帯アメリカ。十分に暖かくなった4月下旬から、5月中旬頃までが苗の植えつけ適期です。色鮮やかで見ても楽しめる上、血行促進や食欲増進の効果もあるトウガラシを育ててみませんか? 農学博士の北条雅章(ほうじょう・まさあき)さんに育て方の基本を教わりました。

 

*  *  *

 

トウガラシが日本に伝来したルートには諸説ありますが、国内での栽培は16世紀ごろ始まったと言われています。

 

血行をよくして発汗を促すため、トウガラシを用いた調味料は世界中にあり、食文化の上で重要な位置を占めています。江戸時代には山椒(さんしょう)や陳皮(ちんぴ)などと組み合わせた七味唐辛子が誕生。江戸っ子たちは温かいそばにふりかけて風邪予防に役立てていたようです。

 

食欲を増進するほか、最近では新陳代謝を促進させることから、ダイエット素材としても注目されています。

 

育て方

 

1 苗の植えつけ(時期 4月下旬〜5月中旬)

 

しっかりした苗(本葉7~8枚で、できれば蕾や花がついているもの)を用意します。根鉢(ねばち)を崩さないように注意して、苗の株元を指の間にはさみ、逆さにしてポットをはずします。

 

コンテナの中央に植え穴をあけて苗を置き、根鉢の上に薄く土をかぶせ、株元を軽く押さえて密着させます。ハスロ(くち)をつけたジョウロで底穴から流れ出るくらいに水やりをします。

 

2 わき芽かき・支柱立て(時期 5月上旬〜下旬)

 

わき芽とは葉のつけ根に出る小さな芽で、そのまま伸ばすと養分が分散し、実つきが悪くなります。1つ目の花が咲いたら、その花より下のわき芽をすべて摘み取る「わき芽かき」を行いましょう。わき芽は指でつまんで横方向へひねると簡単に摘み取れます。さらに、支柱を株元から2~3cm離れたところに立て、麻ひもで茎を誘引。麻ひもはゆるめの8の字に結びます。

 

3 追肥(時期 5月中旬〜9月中旬)

 

植えつけから3週間ほどたつと、肥料が不足してくるので化成肥料を1株当たりひとつまみ(5g)施します。肥料を土と混ぜるため、指で浅く土をほぐし、株元に土を寄せて軽く押さえ

ます。葉の色が薄くなったら、2~4週間ごとに行います。

 

4 収穫(時期 7月下旬〜10月下旬)

 

完全に赤くなったら、ハサミで切り取ります。若いうちにとると、青トウガラシとして収穫できます。

 

■『NHK趣味の園芸ビギナーズ』2014年4〜6月号より

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