健康

11月から3月に多発するノロウイルス


2013.03.04

「ノロウイルス」は、食品や人の手などを介して体内に入り、腸管で増殖する。感染してから1〜2日ほどの潜伏期間を経て、強い吐き気、嘔吐(おうと)、下痢、腹痛などを起こす。ノロウイルス感染症の予防と対策について、東京慈恵会医科大学 葛飾医療センター 部長の齋藤義弘(さいとう・よしひろ)さんにが解説する。

 

*  *  *

 

「ノロウイルス」による感染症は、年間を通して発生しますが、特に11月から3月に多発します。寒い時季に流行する理由ははっきりとわかっていません。しかし、ノロウイルスは、温度が低くなればなるほど長く生存でき、4℃で1〜2週間安定しているといわれています。家庭の冷凍庫(マイナス18℃以下)でも生存できるため、冷凍保存した食品による食中毒が起きる場合もあります。

 

寒さを好み、さらに「乾燥に強い」「10〜100個程度の僅かな数でもうつるほど感染力が強い」という特徴が重なって、ノロウイルスが冬季にまん延していくと考えられています。

 

ノロウイルスの流行は、4月になると落ち着いてきますが、暖かくなってもウイルスは存在するので、用心し続ける必要があります。

 

また、多数の遺伝子型があるので、異なる遺伝子型のウイルスが流行すれば、一度感染した人でも何度も感染するおそれがあります。

 

症状が治まってからも約2週間は、便と共にウイルスが排泄されることにも注意が必要です。治ったように見えても約2週間は二次感染が起こる可能性があるので、油断せずに対処することが大切です。

 

■『NHK きょうの健康』2013年2月号より

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