料理

インフルエンザ予防にはねぎが効果的 加熱してもOK


2013.03.02

毎年、冬になるとかぜやインフルエンザが流行する。古くからかぜの予防にはねぎがよいと言われているが、それには明確な根拠があった。富山大学名誉教授の林利光さんが解説する。

 

* * *

 

ねぎはかぜ予防によいといわれてきた。

 

インフルエンザウイルスを動物に感染させると、ウイルス量は感染3日後に最大となる。そこで、ねぎの熱水抽出物をウイルス感染1週間前からマウスに経口投与し、感染3日後の肺や気管支でのウイルス量と3週間後の血液や腸管内の抗体(※)の量を調べた。

 

ねぎの抽出物投与マウスは、抗インフルエンザ薬投与マウスには及ばないものの、ウイルス量は、水だけ投与したマウスの3分の1に抑えられた。また抗体の量は、ねぎ抽出物投与群は水投与群に比べて3倍も多くなっていた。これに対し、抗インフルエンザ薬投与群では水投与群よりも抗体の量が少なかった。

 

一方、ねぎの抽出物中の活性成分を調べたところ、調理などの熱に安定な水溶性の多糖体であることが分かった。

 

※抗体とは、外から入り込む異物(ここではウイルス)と結合して感染性をなくしてしまうもの。それゆえ、ウイルス感染症が流行しているときに抗体が十分あれば即座に対応できる。

 

■『NHK きょうの料理』2013年1月号より

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