料理

夏バテ解消と美肌にはたまねぎ


2013.08.25

撮影:天日恵美子

常備野菜の一つとしてさまざまな料理に使われるたまねぎ。料理に甘みやうまみを出したり、とろみをつけたりするなど、脇役として活躍することの多い野菜ですが、実は夏バテ解消に驚くべき力を発揮します。管理栄養士・料理研究家の関口絢子(せきぐち・あやこ)さんにたまねぎが秘めるパワーを解説してもらいました。

 

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夏のだるさや疲れはたまねぎの辛み成分・硫化アリルで解決!

 

体のだるさがなかなか抜けず、食欲不振で何をするのもおっくう……。それは夏の疲れがたまっているせいかもしれません。室内外の温度差が激しかったり、冷たいものばかり食べて内臓の働きが悪くなっていたりすると、いわゆる夏バテの症状を引き起こしてしまいます。

 

そんなとき、助けになってくれるのがたまねぎの辛み成分・硫化アリルです。硫化アリルの特徴はビタミンB1の吸収率を高めること。ビタミンB1は糖質を効率よくエネルギーに変える働きがあるので、疲労回復に役立ちます。硫化アリルはにらやにんにくにも含まれているので、一緒にとるとさらに効果がアップ。夏バテを感じたらぜひ試してみてください。

 

さらに、硫化アリルには血液をサラサラにする働きや悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働きもあるといわれているので、生活習慣病の予防も期待できます。

 

たまねぎの黄色い色素・ケルセチンの抗酸化パワーでさびない体を手に入れる

 

たまねぎに含まれる栄養成分の中で、もう一つ注目したいのがケルセチンです。ケルセチンはたまねぎの皮に多く含まれているフラボノイド色素。強い抗酸化作用があり、血管や細胞の老化を防いでさびない体を作るといわれています。紫外線による活性酸素から肌を守る働きもあるため、肌のしみやしわ、くすみ予防にも効果的です。

 

ケルセチンは熱に強く、加熱してもその効果は変わらないので、さまざまな料理に積極的に使って。捨ててしまいがちな皮も、煮出してお茶として飲めば、ケルセチンをたっぷり吸収することができます。

 

夏を過ぎると、体はもちろん肌にも疲れが表れます。そんなときこそ、たまねぎをしっかり食べて健康な状態を取り戻しましょう。

 

■『NHK趣味Do楽 わたしと野菜のおいしい関係 知って、作って、食べて』より

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