料理

疲れ・だるさが抜けない……そんな時には山芋と高麗にんじんがおすすめ!


2014.08.06

「高麗にんじん入り夏おでん」は梅干しを入れてさっぱりと。撮影:蛭子 真

ぐっすり寝たはずなのに、朝起きると体がだるかったり、重かったりする。一晩寝ても、疲れが抜けない。こんな経験がある人は多いはず。もともと体力がない人に起こりがちですが、そうでない人も、体力が落ちてくるとこういう状態に。そんなときは、滋養強壮に使われる生薬(しょうやく)がおすすめ! その中で料理に最も使いやすいものは、「山薬(サンヤク)」と呼ばれる山芋。そして、滋養強壮の生薬の王様といわれる高麗にんじんです。この2つは体の中の「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」のめぐりをよくして、不調を解消し、体を丈夫にしてくれます。山芋は精力もアップさせるので、気力も出てきますね。(薬学博士・伊藤美千穗〈いとう・みちほ〉さん)

 

おすすめの生薬とその解説

 

山芋

 

生薬としての名称は「山薬(サンヤク)」。長芋、大和芋、自然薯(じねんじょ)を含む。ステロイドホルモンと化学構造が部分的に似ている成分が少し含まれている。

◎滋養強壮作用

 

高麗にんじん

 

「朝鮮人参」「薬用人参」などとも呼ばれるが、いずれも同じものを指す。加工していない白い「人参(ニンジン)」と、蒸して干した「紅参(コウジン)」がある。この本のレシピで使った生薬は紅参で、一般的に紅参は体質にかかわらず幅広く使えるといわれる。少しずつ構造が異なるジンセノシド類と呼ばれるサポニンが豊富に含まれている。薬用植物についての古典である『神農本草経』には、滋養強壮のほか、「精神安定、ボケ防止、老化防止などに通じる効果が期待できる」と書かれている。なお、この本では使用していないが、蒸していない高麗にんじん(人参)は、体力が充実した人には精が強すぎ、体力が充実した人がたくさん食べると、鼻血が出たり、血圧が上がったりすることがある。

◎  滋養強壮、健胃整腸など多様な作用

 

『まる得マガジン おいしく! 元気に! 生薬でおばんざい』では、山芋と高麗にんじんを使ったおばんざいレシピを、料理研究家の杉本節子(すぎもと・せつこ)さんが提案しています。

 

■『NHKまる得マガジン おいしく! 元気に! 生薬でおばんざい』より

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