料理

ちょっとした体の不調には「生薬」を取り入れてみよう


2014.08.03

たとえば、塩大さじ1に、粉ざんしょう小さじ1を混ぜ合わせてつくる「さんしょう塩」。さんしょうがこしょうがわりになるので、肉料理をはじめ、料理全般の下味、仕上げに使う。焼き鳥、揚げ物などにふっても。こんな風に使えば、生薬を気軽に料理に取り入れられる。撮影:蛭子 真

食欲不振や肌荒れ、疲れがなかなか取れない……そんな体の不調には「生薬(しょうやく)」を取り入れるのがおすすめ。『まる得マガジン おいしく! 元気に! 生薬でおばんざい』では、薬学博士の伊藤美千穗(いとう・みちほ)さんと料理研究家の杉本節子(すぎもと・せつこ)さんが、さまざまな症状別に生薬を使ったレシピをご紹介しています。まず、生薬とはどんなものなのか、そして生薬の選び方と保存法についてうかがいました。

*  *  *

「生薬」というと、何か難しいもののように思うかもしれませんが、実は身近なスパイスやハーブ、薬味などが生薬であることも多いのです。「薬食同源(やくしょくどうげん)」という言葉がありますが、生薬を食事に取り入れることによって、ちょっとした体の不調を改善することができます。お医者さんに行くまでもないような体の不調を、東洋医学では「未病(みびょう)」と呼びますが、毎日の食事に生薬を取り入れることで、「未病を治す」ことができると考えられています。ただし、西洋医学の医薬品のように、飲んですぐに効果が現れたり、病気を治したりするということではありません。毎日、生薬を取り入れた食事をとることで、体のバランスや体の中を回るもののめぐりをよくしていき、健康に対しての意識を高めることが大切なのです。

この本では、生薬の専門家とおばんざいの料理研究家である私たち2人が協力して、家庭でも簡単につくれる生薬を使ったおばんざいレシピを考えました。「薬臭いのでは?」とか、「苦いのでは?」という心配はご無用! ふだんのおばんざいと変わらないおいしさと手間で、体にいい食事がつくれます。今回は8つの体の不調をテーマにして、おすすめの生薬を取り入れたレシピをご紹介します。

この本が生薬に親しむきっかけとなり、それを取り入れた食事を楽しんでいただけるとうれしく思います。

生薬の選び方と保存法

生薬はできるだけ、新鮮なものを買いましょう。ハッカ(ミント)や赤じそなどは香りのいいものを、ウコン、くちなし、サフランなどは、色が鮮やかなものを選ぶのがコツ。虫やごみがなく、品質のよいものを手に入れるには、やはり信頼できるお店で購入するのがおすすめ。保存するときはポリ袋に入れて密封し、冷蔵庫へ。冷蔵保存でもかびが生えることがあるので、取り出すときは手で直接触らずに、清潔なスプーンなどを使い、早めに使いきるのもポイント。

■『NHKまる得マガジン おいしく! 元気に! 生薬でおばんざい』より

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