料理

おせちに欠かせない「おとそ」と「祝い箸」の話


2013.12.03

おとそ 撮影:工藤雅夫

おせち料理は五大節句の中でも最も重みのある行事食。地方や家庭によりさまざまですが、新しい年を迎える、すわなち「新玉(あらたま)の年を寿(ことほ)ぐ」という意味合いが込められた、まことにおめでたい料理です。おせち料理には欠かせない「おとそ」と「祝い箸」について、料理研究家の鈴木登紀子(すずき・ときこ)さんにお話を聞きました。

 

*  *  *

 

おとそ

 

おとそとは、大みそかに、酒器にとそ散(漢方薬)とみりん(または清酒とみりん)を入れ、一晩おいたものです。まず年長者が杯をあけ、その杯を年少者に渡して年長者がつぎ、英知を分け与えるという意味があります。最近は塗り物だけではなく、かわいらしい陶器のとそ器などもありますので、ぜひおせちに添えてくださいませ。

 

祝い箸

 

毎年、箸袋に干支と家族の名前を手書きして、三が日同じものを使っています。箸置きもおめでたいものを使うと、さらにお正月気分が高まるわね。箸は、両側が細く、中央がふくらんだ柳箸を使います。折れると縁起が悪いので丈夫な柳で、という意味と、中央がふくらんでいるのを身ごもった姿や稲穂の実りに見立て、子孫繁栄や五穀豊穣を願う意味とがあります。

 

■『NHKきょうの料理』2013年12月号より

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